Linuxコンソール上でQRコードを表示させる

Linuxコンソール上で得られた情報を、そのままスマホなどに連携させるため、QRコードとして使えないか調べてみた。
調べた結果、「qrencode」や「qrcode-terminal」というコマンドでコンソール上にQRコードを出力したり、既存のQRコードから情報を取り出すことができるようだ。

今回は、Ubuntu 14.04 LTSにこれらを導入してみる。

1.qrencodeを使う

まずはインストール。
以下のコマンドを実行する。

sudo apt-get install libqrencode3
sudo apt-get install qrencode

さて、インストールが終わったら、実際にQRコードをコンソール上に出力させてみよう。
以下のようにコマンドを実行する。

qrencode -t ANSI "テキスト"

確かに、コンソール上に表示された。
iPhoneのQRコードリーダーでも無事に読み取ることができた。

2.qrcode-terminalを使う

もう一つ、「qrcode-terminal」というコマンドを使ってもコンソール上にQRコードを生成できる。
以下のコマンドでインストールする。

npm install -g qrcode-terminal

インストール後、以下のコマンドでQRコードを生成する。

【番外編】コンソール上でQRコードの画像データを読み取る

「zbarimg」というコマンドを使うことで、コンソール上から画像データを指定してQRコードを読み取ることが可能のようだ。
以下、まずインストールのコマンド。

sudo apt-get install zbar-tools

で、読み取りのコマンド。

zbarimg ファイルPATH
blacknon@BS-PUB-UBUNTU-01:~$ qrencode -o test.qr "//orebibou.com"
blacknon@BS-PUB-UBUNTU-01:~$ zbarimg test.qr
QR-Code://orebibou.com
scanned 1 barcode symbols from 1 images in 0 seconds