LinuxでSoftCasは使用できるのか? ~Ubuntu編~
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前回、CentOSにおいてSoftCasが使用可能であることを確認したが、Ubuntuではどうなるのか?という事で、Ubuntuで使用可否の検証、手順を記述することにした。

…といっても、CentOSと大して変わらないと思うけど。
検証機は、前回と同様に基板むき出しPCを使用(写真は前回記事に掲載)。
今回は、SoftCas設定開始前にpt2のドライバ等の設定を終わらせておくこととした。
ここここを参考に設定する。設定方法は参考先を見てもらいたい。

まずは、こちらからSoftCasをダウンロード。

で、Ubuntuに転送し、適当なフォルダにunzipで解凍。

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20131013_01

 

一応、分からない人はいないと思うが補足。
この記事上で使用しているTeratermにはファイル転送機能(SCP)が存在しているため、今回はそれで転送している。

転送は、上部メニュー左上の「ファイル」から「SSH_SCP…」を開いて

20131013_02

 

次のウィンドウの上部で転送するファイルを指定、「Send」を押すだけ。

20131013_03

 

転送したファイルは、ログインしているユーザのホームディレクトリに設置される。

で、unzipしたフォルダ内に、前回と同様Linux用のファイル2個を設置。

winscard.cpp(Linux版のwinscard.cpp)

winscard.cppは置き換え、Makefileを設置。

20131013_04

 

なにやら、下記のようなエラーが発生。Cent OSでは何も起きなかったのに…

どうやら、winscard.cppのソースを一部修正する必要があるようである。
ソースを以下のように修正。

修正箇所は、96行目、99行目をコメントアウトしただけ。これでmakeしてみる。

20131013_05

 

うまくいった。この状態でlsコマンドを叩いてみると

20131013_06

 

確かにlibpcsclite.so.1.0.0が作成されている。

これを、/lib/x86_64-linux-gnuに設置。Cent OSとは置き場所が違うようだ。

20131013_07

 

では、実際にサンプルを出力するため以下のコマンドを実行。recpt1 –b25 –strip 22 120 test.ts

で、作成されたtest.tsを見れるかというと…失敗
解像度が320×180となっており、VLC media playerでの再生ができない。Gom Playerでは再生自体はできるが、なんか再生速度がえらい遅い。
この事象は、スクランブル解除が出来ていない事が原因。つまり、SoftCasがうまく動いていないということになる。/lib/x86_64-linux-gnu/libpcsclite.so.1
/usr/lib/x86_64-linux-gnu/libpcsclite.soの2ファイルを作成したlibpcsclite.so.1.0.0に置き換えたり、/usr/libフォルダに新規作成した上でldconfigコマンドも実行したが、それでも改善せず。リブートやシャットダウン後の起動でも確認を行ったが、どうもうまくいかない。やり方がまずかったのか、それともUbuntuには対応していないのか不明だが、どうもCent OSほど簡単にはいかないようだ。とりあえず、Cent OSでのやり方は確立出来たようなので、SoftCasをLinuxで使用するのであればCent OSをおすすめしたい。

2013/11/19 追記
その後、debianでの成功報告をいただいたので、その内容を元に検証を行った。
対処内容としては、使用するpcsc関連パッケージを旧版(libpcsclite1のバージョンを1.5.5-4)を採用し、MakefileのLDFLAGSに「-Wl,-soname=libpcsclite.so.1」を追記。更に既存のライブラリファイル「libpcsclite.so.1.0.0」を強制上書き(既存ライブラリは残さない)というもの。

上記内容で再度検証を行ったが、結果は失敗。libpcsclite.so.1.0.0を入れ替えた状態で検証用のコマンドを実行すると、arib25が稼働せず、、エラーとして録画自体ができない(recpt1自体がエラーで止まる)。

ライブラリをapt-getから持ってきた最新版に変更したりもしたが、結果は一緒。
どうも、Ubuntuの場合カードの有無チェックが他のディストリより強い?のだろうか。

正直、Ubuntuから離れられない人はsoftarib25を採用した方がいいと思う。
ただ、softarib25については事前にB-CASカード本体からデータを読みこませる必要があるようなので、CentOSほど手軽ではないと思う。

CentOSが嫌なら、上記内容をもってDebianに移行するのが現実的な感じ。
一応、検証結果はここ

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Written by blacknon

インフラ系のSE。一時期はプログラマ。 仮想化とオープンソースに興味あり。一日中寝てたい今日このごろ。 スペインとかで働きたいなぁ…(シエスタがあるので)

This article has 2 comments

  1. airwhite Reply

    はじめまして。こちらのブログを見て Linux で softcas を動かすことに興味を持ちました。
    私の場合は softcas をあきらめて softarib25 に切り換えて Ubuntu 12.04 lts で b25 の動作確認まで出来ました。
    貴重な情報をありがとうございました m(_ _)m

    • Blacknon Reply

      コメントありがとうございます。
      なるほど、softarib25では成功されているという事ですね。貴重な情報有難うございます。

      …よくお伺いしているブログの方でしたか。いつもお世話になっております m(_ _)m

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