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11月1日から日本国内で放映している『スティーブ・ジョブズ』を見てきた。

自分もMacファンで、年始のAppleStoreの福袋にも毎年並んでる。ジョブズの自伝もすぐに買ってることもあり映画も少し楽しみにしていたのだが…

う~ん……微妙??

バトルオブシリコンバレーの方が出来が良かったような気が…

以下、ネタバレ注意。

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まず冒頭。

アシュトン・カッチャー扮するジョブズがiPodの発表を行う。

もちろん、ジョブズのトレードマークである黒のタートルネックだ。

で、ここ以降ではこの格好は出てこない。

…っえ!?

そう、この映画はジョブズのアップル創設~追放、間を置いて復帰直後までを描いている。
バトルオブシリコンバレーとほぼ同時期を描いているのだ。

復帰後のiMac G3やiPodなんかを扱っているならいいんだけど、iPodは冒頭だけ、iMac G3にいたってはデッサン図のみの登場。

広告とかではアシュトン・カッチャーの役作りが絶賛されていたが、出番これだけ。

で、まぁそこはいい。
問題はそれ以降。

全編にわたって『ジョブズがすべてすごかった。他のやつは大したこと無い。才能ある人間は、すべてジョブズが見出した。』の映像シーン集。

さすがにこれはどうかと…
自分自身、Macファンでジョブズを好きだし、本当にすごい人だと思ってる。
ただ、あそこまでのものか?というと疑問。

Macは本当にすごいと思うけど、あれだってGUIはゼロックスの開発したものを奪って作ったもの。そのシーンは全く出てこない。

ジョブズの自伝にも登場していた、友人でアップル復帰時にも交流のあったOracle社のラリー・エリソンが登場しないのはまぁわかる。IT業界の人間くらいしか知らないだろうし。

ビル・ゲイツが電話だけの登場

Apple復帰後をあまり描かないとはいえ、これはどうなの?

なお、こんな有り様なので当然Excelも出てきません。
Macの売上を増やしたキラーソフトで、その後のWindowsとの関係性においてもキーとなるものなのに…そもそもゲイツ描かないからいいやってことなのかな?

なお、Apple追放~復帰間も描写されないため、NeXTはほとんど、Pixarに至っては全く触れられもしません。

ウォズニアックもなんか影薄いし…他の人間にスポット当たらなすぎ。
社員番号の1番2番のくだりやらもそうだし、Apple Iのプレゼンもそう。

劇中では、ウォズがホームブリュー・コンピュータ・クラブでプレゼンした際に見向きもされず、ただ一人声をかけてきたポール・テレルにうまく商談を持って行ったように描かれている。まるで「ウォズの尻拭いをした仕事の出来るジョブズ」の状態。

でも、実際の史実ではプレゼンは大成功を収めているはずで、実際には商談ももっと簡単だったろうと思うんだけど…
そもそも、ホームブリュー・コンピュータ・クラブって本当にコンピュータ好きの集まりで、「ウォズの話が理解出来ない人間」があんなにいる場所じゃ無いだろ…ほぼ技術者の集まりだぞ??

と文句ばっかり書いてしまったが、役者さんは熱演しており、全体的な脚本と話の継ぎ目がわかりにくかった事、あまりにも他の登場人物の扱いが悪かった点、それと取り上げるエピソードが上記のアップル創業~追放までと復帰直後と、えらい手垢がつきまくった時代である点以外はまぁ良いかなという感じ。

…とりあえず、『ジョブズが好きな人(Macファンやガジェット好きではなく)』であれば見てみれば?という感じ。

個人的にはもう良いかなと

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Written by blacknon

インフラ系のSE。一時期はプログラマ。 仮想化とオープンソースに興味あり。一日中寝てたい今日このごろ。 スペインとかで働きたいなぁ…(シエスタがあるので)

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