リモートKVMカード『IP8000』を使ってみた
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最近の業務用サーバでは、サーバ管理機能としてIPMI2.0(BMC)に対応していることが多い。

で、IPMI2.0の一機能に「KVM over LAN」機能という物がある。
これはLAN経由でPCの実際の画面を表示、操作するというもので、OS起動前であるBIOSの設定等をLAN経由で行うこともできる機能であり、NECのExpressシリーズに搭載のリモートKVM、日立HA8000シリーズのリモートコントローラ、富士通PRIMERGYのコンソールリダイレクション等がこの機能によって実装されている。
イメージとしては、物理サーバの中に通常のOSとは別に、BIOS等に直結しているOSが存在しているようなイメージ。そのため、通常のOSとは別にIPアドレスもふらないといけない。
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とりあえず、サーバのモニター表示される画面そのものをLANを介して操作できるものだと思ってもらえれば…

 

で、これらの機能を一般のご家庭で使うには、対応しているマザーボードにオンボードで搭載されている物を購入する必要があったりするんだけど、これが結構な値段する。
CPUのスロットが変わったりするとボードごと交換することになるので、家庭用では採用が難しい…と思っていたところで、PCI(PCI-Expressではなく)増設ボード形式のリモートKVMカードとして、「ATEN デジタルKVM PCIカード IP8000」というものがあることを知ったので試してみた。まぁ、お値段は高いんだけど使い回せる事を考えれば…IPMIそのものではないんだけどね…まずはパッケージから。

中身。

このボードとマザーボードを接続するためのVGA端子&USB端子、電源管理機能用のACアダプタおよび内部配線、マニュアルとドライバ、本体が入っている。

本体。

まずは、本番機で使う前に検証用の機種で試してみる事にする。

この写真だと分かりにくいかも知れないが、IP8000とビデオカード間を専用のケーブルで接続し、モニタはIP8000に付属しているVGA端子を介して使用するようになっている。

今回は、電源管理も出来るようにしたいため、オプションのACアダプタおよび電源管理用ケーブルも使用する事にした。

ACアダプタに接続後、DHCPサーバからIPアドレスが払い出されるのでそのIPにアクセスする。30秒以内にIPアドレスが払い出されなかった場合、初期IPアドレスとして「192.168.0.60」が払い出されている。
払い出されるIPの特定が面倒であれば、PCと直結するとかの方がいいかも。

で、IPアドレスをブラウザのアドレス欄に直接入力する。

ユーザ名、パスワードの初期値は「administrator/password」なので、それでログイン。
ログイン直後の画面。KVM Over LANはこの画面の「Open Java Applet」から行う。
なお、IPアドレスの設定は上部メニューの左から2番目にある「Network」で設定できる。
まずは起動から。
左メニュー上から2番目にある「Power Management」から起動させる事ができる。
とりあえずパワーオン。
Java AppletからBIOSにログイン出来る事を確認した。

もう気づいている人もいるだろうけど、これはWEBブラウザ経由で動いている事からMacでも稼働を確認した。

これで自宅サーバ環境でも物理サーバの管理がより容易になった。

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Written by blacknon

インフラ系のSE。一時期はプログラマ。 仮想化とオープンソースに興味あり。一日中寝てたい今日このごろ。 スペインとかで働きたいなぁ…(シエスタがあるので)

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