Proxmox VE 3.1で複数ノードを管理してみた(IPマルチキャスト無効化版)
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以前、業務用ルータ(Cisco)を使用してのProxmox VE 3.1のクラスタ構成を構築したが、一般家庭用ルータで成功したので、その備忘。

前回の記事では、Proxmox VE 3.1のクラスタ構成を構築するにあたってルータがIPマルチキャストに対応している必要があったため、対応ルータを使用しての記事を記述していたが、今回の内容はそのIPマルチキャストを無効化してのクラスタ構成化。

クラスタ構成を構築するサーバは以下。

  1. Proxmox110 (マスタ。IPは192.168.0.110)
  2. Proxmox120 (メンバ。IPは192.168.0.120)

作成手順は、前回の内容と被るがそのままを記述していく。

マスタ側でクラスタの作成、IPマルチキャストの無効化

Proxmox110 (マスタ)側で以下のコマンドを実行し、クラスタを作成する。

 pvecm create ProxmoxCluster 
 ※ここのProxmoxClusterは任意のクラスタ名なので、好きなものを指定可能。

作成したクラスタの内容については、以下のコマンドで確認可能。

 pvecm status 

このコマンド実行時に表示される、Multicast addressesのアドレスについては、後ほど疎通出来るか確認するので覚えておく。

次に、前回の手順とは違うとこ。以下のコマンドを実行してIPマルチキャストを無効化する。

 echo 0 > /proc/sys/net/ipv4/icmp_echo_ignore_broadcasts

これで、マスタ側の準備は完了。

メンバ側でIPマルチキャストの無効化、クラスタへの参加

次にメンバ側の処理。まずはIPマルチキャストの無効化を行うため、以下のコマンドを実行する。

 echo 0 > /proc/sys/net/ipv4/icmp_echo_ignore_broadcasts

上記コマンド実行後、マスタ側でクラスタ作成時に自動生成されたMulticast addressesにPingが通るかを確認する。

 Ping -c 2 239.192.41.93

Pingが通るようであれば、以下のコマンドを実行してクラスタに参加を行う。

 pvecm add 192.168.0.110

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実行すると公開鍵を保存するかどうか、マスタのパスワードを入力するよう表示される。
設定がうまく行っていれば、家庭用ルータを使用していても上記画面のように成功する。

設定後の画面がこちら

●Proxmox110

●Proxmox120

マスタ、メンバの管理画面では、ともにクラスタに参加しているノードを確認できる。

以上、IPマルチキャストを無効化してのクラスタ構成でした。

なお、当該設定はIPv6を無効化しているとうまく動かなかったので注意。

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Written by blacknon

インフラ系のSE。一時期はプログラマ。 仮想化とオープンソースに興味あり。一日中寝てたい今日このごろ。 スペインとかで働きたいなぁ…(シエスタがあるので)

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