今回は、CentOS 7でのネットワーク設定を行っていく。
CentOS 7になってから、ネットワークインターフェイスの名称が変更になったようだ。
いままでは「eth~」であったものが、今回からは「ens~(私の環境だとens160)」という名称になっており、少々わかりづらくなっている。
設定ファイルの場所自体は変わっておらず、「/etc/sysconfig/network-script」配下に設置されている。
[test@localhost ~]$ ls -la /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg*
-rw-r--r--. 1 root root 321 7月 8 07:03 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ens160
-rw-r--r--. 1 root root 254 4月 3 00:30 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-lo
それでは、実際に設定を進めていこう。
まずは、私の環境での初期状態であるDHCPでの設定がされている状態。
[test@localhost ~]$ cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ens160
HWADDR="00:0C:29:B2:F7:56"
TYPE="Ethernet"
BOOTPROTO="dhcp"
DEFROUTE="yes"
PEERDNS="yes"
PEERROUTES="yes"
IPV4_FAILURE_FATAL="no"
IPV6INIT="yes"
IPV6_AUTOCONF="yes"
IPV6_DEFROUTE="yes"
IPV6_PEERDNS="yes"
IPV6_PEERROUTES="yes"
IPV6_FAILURE_FATAL="no"
NAME="ens160"
UUID="38445530-1f60-48c9-b2ff-166b64fd563d"
ONBOOT="yes"
[test@localhost ~]$
これを、以下のように記述して固定IPアドレス「192.168.0.45」の設定内容に変更する。
HWADDR="00:0C:29:B2:F7:56"
TYPE="Ethernet"
BOOTPROTO="none"
DEFROUTE="yes"
PEERDNS="yes"
PEERROUTES="yes"
IPV4_FAILURE_FATAL="no"
IPV6INIT="yes"
IPV6_AUTOCONF="yes"
IPV6_DEFROUTE="yes"
IPV6_PEERDNS="yes"
IPV6_PEERROUTES="yes"
IPV6_FAILURE_FATAL="no"
NAME="ens160"
UUID="38445530-1f60-48c9-b2ff-166b64fd563d"
ONBOOT="yes"
# IP Address
IPADDR="192.168.0.45"
# Subnet Mask
NETMASK="255.255.255.0"
# Default Gateway
GATEWAY="192.168.0.1"
# DNS Server
DNS1="192.168.0.1"
ポイントは、3行目にある「BOOTPROTO」の値を「dhcp」から「none」に変更し、18行目以降の内容(IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバ)の内容を追記した点だ。
設定ファイルの編集後、以下のコマンドを実行しネットワークを再起動させる。
systemctl restart NetworkManager
systemctl restart network
これでCent OS 7のネットワーク設定が完了した。