よくITの勉強会でLTとかあるけど、その際に使われるスライドツールについて調べてたら、どうもコンソール上で動作させられるツールが複数あるようだ。
なんでその発想に至ったのかはわからないけど、なんか面白そうだったのでまとめてみることにした。

1.vimdeck

vimdeck』は、Rubyで作られたプレゼンツールだ。
スライドはマークダウンで作成できる。

ImageMagicやRubyなどの開発ツールが必要になるので、事前にインストールしておく必要がある。
以下、CentOS 7/Ubuntuでの必要パッケージのインストールコマンド。

# CentOSの場合
yum install ruby-devel ruby19-devel ImageMagick ImageMagick-devel

# Ubuntuの場合
sudo apt-get install ruby ruby-dev aptitude
sudo aptitude install imagemagick libimagemagick libmagickcore libmagickcore-dev libmagickwand-dev

前提となるパッケージ導入後、以下のコマンドでインストールできる。

gem install vimdeck

あとは、実際に使ってみるだけだ。
今回はこれのためにスライド作るのも面倒なので、サンプルとして用意されているファイルを指定してみることにした。

cd /opt/vimdeck/
vimdeck -m 2 /opt/vimdeck/slides.md

2.mdp

mdp』も、マークダウンでスライドを記述できるスライドツールだ。
以下のコマンドでインストールできる。
※なお、ncursesが必要になるので、事前にライブラリ等をインストールしておくこと。

git clone https://github.com/visit1985/mdp.git
cd mdp
make && make install

それでは、サンプルのスライドを動かしてみよう。

mdp sample.md

今回まとめたツールの中では、これが一番出来が良い気がする。

3.tkn

tkn』も、Rubyでできたツールだ。
以下のコマンドでインストールする。

git clone https://github.com/fxn/tkn
cd tkn
bundle install
cp bin/tkn /usr/local/bin

インストールできたら、サンプルのスライドファイルを実際に動かしてみよう。

tkn examples/constant_autoloading_in_ruby_on_rails.rb

4.slide.sh

slide.sh』は、シェルスクリプトを使ってスライドをするためのライブラリとして提供されているスクリプトファイルだ。
以下のコマンドで試すことができる。

git clone https://github.com/ryanuber/slide.sh
cd slide.sh
bash ./examples/basic.sh