ブログのアクセスアップを狙うためにSEOなどに手を出すようになったが、あまり効果が見られない人も多いだろう。
そもそも、日本語を利用している人数なんて、せいぜい1億程度なのだ。しかもパソコンやスマホを利用できる人間で考えれば更に減る。
つまり、英語や中国語などで記事を記述するといった、多言語対応すれば訪問者は劇的に増えるのではなかろうか?
というわけで、今回はWordPressを多言語対応にできるプラグインをまとめてみた。
1.WPML
WordPressの多言語対応プラグインと言えばコレ!というくらいに定番。
インストール直後でも、デフォルトで40言語以上が利用できる。もちろん、そのデフォルト時から日本語や英語は利用可能。
言語エディタを用いて、後から言語追加も可能となっている。
日本国内で利用する場合、メリットはその情報量。日本語の情報が今回紹介するプラグインの中でも最も多い。そして、後述するqTranslateと比べてもパフォーマンスに影響が出にくいことが挙げられるだろう。
デメリットは有料ということ。金額は、1サイトであれば年間で$29、日本円で約3,000円程度となる。
その他、qTranslateと比べ、記事のIDが言語によって異なるという点が人によってはデメリットになるかもしれない。この辺りは好みの問題だろう。
2.qTranslate
WPMLと並び、日本ではよく使われている多言語プラグイン。
無料で利用できるフリーのWordPress多言語対応プラグインでは、最も人気がある。デフォルトで、17言語に対応している。
日本語の情報もWPMLについで多く、無料であるという点がメリットとなる。
デメリットとしては、その開発速度。2014年11月現在、WordPress 4.0以降には対応していない。
また、WPMLに比べてパフォーマンスが劣化しやすいことが挙げられる。
3.Transposh
こちらもフリーの多言語対応プラグイン。
前述の2つとの相違点としては、WPML、qTranslateは各言語ごとに自分で翻訳する必要があるが、Transposhは機械翻訳という点。つまり、各記事を自動的に翻訳してくれる。しかも、英語以外の言語であればユーザ自身に翻訳を許可することができる。
デフォルトでは、73言語に対応している。
といっても、機械翻訳なので不自然な表現になってしまう。ちゃんと集客したいと考えているのであれば、やはり自身の手で翻訳した方がいいだろう。
4.Multilingual Press Free
複数サイトを多言語対応にするプラグイン。フリーで利用することができ、デフォルトでは174言語に対応している。
Pro版も存在している。
5.Stella
Stellaは、以前はRosettaと呼ばれていたプラグインだ。
記事編集の際、作成する言語のタブへ切り替えて翻訳記事を作成していく。
サイトの訪問者は、フロント側で好きな言語へ切り替えることができる。
有料のプラグインで、値段は$14.99。日本円で約1,500円ほどだ。
6.xili-language
こちらも、無料の多言語プラグイン。今までに10万回以上ダウンロードされている。
新しい言語の追加方法は簡単で、ダッシュボードから行うことが可能だ。
以上、6個の多言語プラグインを紹介する。
基本的には、WPMLかqTranslateを利用するのがいいだろう。