Proxmox VE 4.2のVMをESXiに移行する

Proxmox VEで作成したVMをVMware ESXiに移行する。 VMが停止状態であればそのままディスク形式をvmdkにしてやればよい。

qemu-img convert -O vmdk VMディスク.qcow2 VMディスク.vmdk

稼働中のVMを移行する場合は、まずProxmox側でVMのバックアップ取得を行う。 バックアップは、対象のVMを選択して[バックアップ]タブで行える。

バックアップファイルが取得できたら、ProxmoxVEにssh接続し、以下のコマンドを実行してバックアップファイルからVMware ESXi上で利用できる仮想ディスクを取得する。

※ 今回の例では、lzo形式でバックアップの取得を行っている。バックアップをgzip形式で取得している場合は「lzop」コマンドの代わりに「gzip」コマンドを利用すること。

cd ストレージPATH
lzop -d ./対象のバックアップ.vma.lzo
vma extract 対象のバックアップ.vma ./展開先ディレクトリ(新規)
cd ./展開先ディレクトリ(新規)
qemu-img convert -O vmdk VMディスク.raw VMディスク.vmdk

あとは、展開先ディレクトリに作成されたvmdkファイルをVMware ESXiのデータストアに転送し、既存の仮想HDDを利用してVM作成をしてやるだけだ。