2015年02月時点、VMware ESXiに接続する際に利用するvSphere ClientがWindows用しか用意されておらず、LinuxでvSphere Clientを利用するにはwineを利用するしか無いのは周知の事実だ。
そんな中で、LinuxからESXi上の仮想マシンを管理するならば、VMware PlayerをESXiクライアントとして利用してはいかがだろうか。実はVMware Player、オプション付きで実行すればESXi上の仮想マシンに直接アクセスできるのだ(vSphere ClientのようにESXi全体を管理出来る訳ではなく、あくまでも仮想マシン1台のみ)。
検証用のクライアントとしては、Ubuntu 14.04 LTSを利用する。
VMware Playerは、以下のようにオプション付きで実行する。
vmplayer -H ESXiのホスト名(IPアドレス) -U ESXiのユーザ名 -P ESXiのパスワード "[データストア名] 仮想マシンのディレクトリ/仮想マシンのvmxファイル"
vmxファイルのパスについては、ESXiシェルで確認するなり、事前にvSphere Clientから確認するとよいだろう。
実際にアクセスしてみた結果がこちら。
以下のように、コンソール上からコマンドを実行している。
実行した結果。ESXi上の仮想マシンのコンソールが出力されている。
ある程度大きいシステムであればvCenter Serverがあるので、WEBクライアントを利用することができるのだが、小規模なシステムでLinux経由でESXiのコンソールに接続するならばいいのではないだろうか。