Vimでテキストファイルにパスワードプロテクトをかける

ちょっと平文で保有したくないテキストファイルがあったのだけど、opensslとかgpg、mcryptで暗号化するほどの手間は掛けたくないな、と思って少し調べてみたところ、vimではパスワードプロテクトをかけることができるようだ。
暗号化アルゴリズムはPKZip、スワップファイル・メモリ上に展開したデータについては平文らしいけど、お手軽さはそれなりだ(コンソール上で復号化が出来ないため、catする際の使い勝手が悪いが)。

1.暗号化をする

暗号化の仕方は簡単。ファイルを開く際に、以下のように「-x」オプションを付与するか、編集中に「:X」コマンドを実行すればよい。
なお、実際に暗号化が行われるのはファイル保存時となるので、書き込みせずに強制終了したら暗号化は適用されない。

vimコマンド実行時に暗号化指定

vim -x 対象ファイル

ファイル編集中に暗号化をする

暗号化後は、ファイル表示時に以下のようにパスワード入力を求められる。

2.パスワード変更

パスワードの変更を行う場合は、以下のようにコマンドを実行してファイルを開く。

vim +X 対象ファイル

開いているファイルでパスワード変更をする場合は、再度「:X」でパスワードを指定し書き込みをすると良いだろう。

3.暗号化を解除

暗号化を解除する場合は、パスワード変更時に新しいパスワードを未入力にすることで解除出来る。