使用しているOSのロゴとシステム情報を表示する『Neofetch』

結構前に、Linuxディストリビューションのロゴやシステム情報を表示させる『ScreenFetch』や『ARCHEY』、『screenfo』といったコマンドを紹介したが、今回はそれらと同じように利用できる『Neofetch』というものを見かけたので紹介する。 名前からも推測できるが、『ScreenFetch』に影響を受けたツールのようだ。 このツールが先の『ScreenFetch』よりも面白いのは、(Sixel Graphicsなどを用いているのかは不明だが)ロゴ表示の箇所に画像を指定できる点だ(ただし、対応しているターミナル(iTermとかTerminologyとか)に限る)。 英語だけどWikiなどもあって情報も多く、比較的いじりやすい印象を受ける。

とりあえず、さっそくインストールしてみよう。

1. インストール

インストールは簡単で、以下のようにコマンドを実行すればよい。

Debian/Ubuntuの場合

sudo add-apt-repository ppa:dawidd0811/neofetch # Ubuntuのみ
sudo apt update
sudo apt install neofetch

(CentOSなど)RHEL系の場合

wget https://copr.fedorainfracloud.org/coprs/konimex/neofetch/repo/epel-7/konimex-neofetch-epel-7.repo -O /etc/yum.repos.d/konimex-neofetch-epel-7.repo
yum install neofetch

MacOS Xの場合

brew install neofetch

2.コマンドを実行してみる

さて、インストールができたらコマンドを実行してみよう。

neofetch

3.画像を表示させてみる

さて、次にロゴの箇所に画像を表示させてみよう。(すでに画像表示対応しているターミナルを使っていること・GUIがインストールされていることが前提) w3m-imgをインストールしてやる(iTerm2などの場合は不要)と、以下のように壁紙をターミナル上に出力してくれるようになる。

なお、他のOSのアスキーアートロゴを見たい場合、「--ascii /path/to/file」でアスキーアートの記述されているファイルを指定してやるといいだろう。 Neofetchインストール時に配置されているアスキーアートのファイルは「/usr/share/neofetch/ascii/distro」配下にある。