OSSECでは、アラート発生と同時に任意のコマンドを実行させることが可能だ。
これを利用して、リアルタイムでのファイル改ざんを検知したらSlackに通知させるよう設定することもできる。
この際、公式ですでにSlack用のスクリプトがすでに作成されているので、今回はこれを利用してやる。
バージョンによっては配置されていないかもしれないので、その場合は事前にwgetなりで取得しておこう。
(+スクリプト内で直接WebHookのURLとかユーザを変数で指定してるので、その辺も設定しておく。「SITE」がWebHookのURL。)
wget https://raw.githubuserco...
ファイルの改ざん検知といえばTripwireやAIDEが有名だが、これらの場合リアルタイム(オンアクセス)での検知が行えない(厳密にはTripwireの場合Enterpriseプランなら可能)。
で、OSSECであればリアルタイムでの検知が行えるようなので、今回はその設定を行う。
OSSECについては、事前にこちらの内容でサーバ・エージェント方式でのインストールが完了している状態とする。
設定自体は簡単で、対象のOSSECサーバの設定ファイル(/var/ossec/etc/ossec.conf)で、「
」に以下のように「realtime=...
『OSSEC』はログ監視やファイルの改ざん検知、Rootkitの検出などが行える、WindowsやLinuxで利用できるホスト型IDSだ。
今回はこの『OSSEC』をCentOS 7にサーバ・エージェント方式で導入し、エージェントを導入したサーバへの侵入検知を行う。
OSSECには公式のWebコンソールも一応用意されているのだが、あまりコミットされてないし2016年12月時点では脆弱性もそのままっぽいので今回は利用しない。
なお、OSSECのサーバ⇔クライアント間通信ではUDPの1514ポートを利用するので、間にファイアウォールなどがあるようであれば事前に開放しておくこと。
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