cpやmvコマンドに『advcpmv』パッチを適用してプログレスバーによる進捗表示をさせる

以前にもこちらで触れたことがあるのだが、有志の作成した『advcpmv』というパッチをcp、mvファイルに適用することで、コマンド実行時にプログレスバーを表示させることができるようになる。
パッチは、以下の方法で当てることができる。

wget http://ftp.gnu.org/gnu/coreutils/coreutils-8.21.tar.xz
tar xvJf coreutils-8.21.tar.xz
cd coreutils-8.21/
wget https://raw.githubusercontent.com/atdt/advcpmv/master/advcpmv...

cpやmv、tarコマンドの進捗状況を調べる方法といえばいくつかあるが、progressコマンドなるものを用いてバックで動いているcpやmvなどの進捗状況を確認することができるようだ。
以下、インストールコマンド。

rpm -ihv http://cbs.centos.org/kojifiles/packages/progress/0.13/1.el6/x86_64/progress-0.13-1.el6.x86_64.rpm # RHEL6系
rpm -ihv http://cbs.centos.org/kojifiles/packages/progress/0.13/1.el7/x...

cp/mvコマンドで、配置先に同名のファイルがあった場合のみリネームして配置させる

Windowsのエクスプローラーでコピーをすると、同名のファイルがあった場合には以下のような画面が表示される。
その時に表示される選択肢である「コピーするが両方のファイルを保持する」とほぼ同等の動作をLinuxのcp/mvコマンドで実現する場合、どうすればいいのだろう?

厳密な動作は少々異なるが、これらをcp/mvコマンドで実現する場合は「--backup」オプションを付与し、その際の動作を指定する事で実現可能だ。
例えば、連番の場合は以下のようにする。

cp --backup=t コピー元 コピー先
mv --backup=t 移動元 移動先

[root@test-c...

cp、mvの現在状況を確認出来る『cv』コマンド

いままで、パフォーマンスやネットワークのモニタリングコマンドについて扱ってきたが、今回はcpやmvプロセスのモニタリングコマンド『cv』について紹介する。
このコマンドは、OS上で実行されているcpやmvの実行状況(何%終了したか等)を確認することが出来る。

1.インストール

以下のコマンドを実行し、『cv』コマンドをインストールする。

git clone https://github.com/Xfennec/cv
cd cv
make
sudo make install

これでインストールできた。