前回も紹介したLinuxでポートの疎通確認を行う際によく用いるncコマンド。
実はこのコマンド、netcatではなくCentOS 7の場合だとnampプロジェクトのncatに置き換えられているのだ。
今後はncもこのncatコマンドに置き換えられている事になるので、このコマンドの使い方についても(あんま変わらんけど)紹介することにした。
なお、検証に使用したコマンドはCentOS 7に入れている"Ncat: Version 6.40 ( http://nmap.org/ncat )"とする。

[root@test-centos7 ~]# nc --version
Ncat:...
Linuxでポートの疎通確認を行う際によく用いるncコマンド。
今回は、このncコマンドで覚えておきたい使い方についてまとめてみる事にする。
使用したのは、Ubuntu 14.04 LTSに入っている以下のもの。

test@test-vm-ubuntu:~$ nc --help
nc: invalid option -- '-'
This is nc from the netcat-openbsd package. An alternative nc is available
in the netcat-traditional package.
usage: nc [-46bCD...
Linuxサーバで、ミドルウェアインストール前にネットワークの疎通確認を行う場合、ncコマンドが入っていれば簡易的なTCP/UDPサーバを立ち上げてポートを開けて確認を行う事が出来る。
TCPの場合は、待受側で以下のようにコマンドを実行する。
nc -vkl ポート番号
UDPの場合、keepaliveオプションが無いため、catを使って無理やり受信を続けさせる。
そのため、待受側では以下のようにコマンドを実行する。
nc -e /bin/cat -kuvl ポート番号