先日、APU1.Cというルーター用基板にVyOSのインストールを行ったのだが、今回はそれに無線LANアダプタとアンテナを増設した。
増設したパーツ
VyOSで利用する無線LANアダプタは、当然ながらLinuxのドライバで動作するため、こちらの内容を元に動作するアダプタを選定する。
2015年1月現在、APとして802.11acが動作するドライバが存在しないため、802.11nで動作するものを選択。
Intelの無線LANアダプタにおいては、APとして動作するものが少ないため、安定のAtherOS製アダプタを用いた。
* [ASI AW-NB037H WiFi-Bluetooth Combo Card for Spectrum Notebook In Teg Only - 802.11bgn Az](http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00EABC1M0/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00EABC1M0&linkCode=as2&tag=blacknon-22)
なお、このアダプタはハーフサイズとなるため、APU1.Cにはそのままだとマウント出来ない。
そのため、以下のような変換用のマウンタを用いる。
* [No brand mini pci express card 用 ハーフ フル 変換アダプタ](http://www.amazon.co.jp/gp/product/B005PKUVLS/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B005PKUVLS&linkCode=as2&tag=blacknon-22)
また、APU1.Cに外付けするアンテナとケーブルは、以下のものを用いた。
* [変換名人 無線LAN 対応SMAアンテナ ANT-SMA1](http://www.amazon.co.jp/gp/product/B004UQA7DU/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B004UQA7DU&linkCode=as2&tag=blacknon-22)
* [変換名人 内蔵アンテナ外付ケーブル ANT-CNB](http://www.amazon.co.jp/gp/product/B004UQA6V8/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B004UQA6V8&linkCode=as2&tag=blacknon-22)
以上のパーツを調達した。
2.APU1.Cへのパーツの組み込み
組み込み、と言っても大した事はしていない。
無線LANアダプタとマウンタを組み合わせ、Mini-PCI Expressに挿入。
その後、ケースにアンテナ外付けケーブルを固定し、無線LANアダプタとアンテナを取り付けるだけだ。
3.無線LANの設定
次に、無線LANの設定を行う。
今回は、eth0をインターネット側とし、eth2とwlan0をブリッジしてNATでeth0に繋げるようにする。
eth0の設定は終わっているものとし、ブリッジの作成はこちらで記述しているので割愛。wlan0の設定について記述する。
以下のコマンドを実行し、wlan0の設定を行う。
configure
set interfaces wireless wlan0 channel $無線LANのチャンネル
set interfaces wireless wlan0 mode $無線LANのモード(a/g/b/n)
set interfaces wireless wlan0 security wpa mode wpa2
set interfaces wireless wlan0 security wpa passphrase $無線LANのパスワード
set interfaces wireless wlan0 ssid $無線LANのSSID
set interfaces wireless wlan0 type access-point
commit
save
これで無線LANでの接続は出来るようになった。
後は、br0で利用するDHCPとDNSの設定を行う。
set service dns forwarding cache-size 5000
set service dns forwarding listen-on br0
set service dns forwarding system
set service dhcp-server shared-network-name PrivateNetworkDHCP authoritative enable
set service dhcp-server shared-network-name PrivateNetworkDHCP subnet $bridgeのネットワーク default-router $bridgeのIPアドレス
set service dhcp-server shared-network-name PrivateNetworkDHCP subnet $bridgeのネットワーク dns-server $bridgeのIPアドレス
set service dhcp-server shared-network-name PrivateNetworkDHCP subnet $bridgeのネットワーク start $DHCPで割り振る最初のアドレス stop $DHCPで割り振る最後のアドレス
これで、APU1.Cはより便利になった。