自宅環境のVMware ESXiのバージョンが5.5なのだが、もういい加減2014年も終わりなので、5.5 Update2にアップデートする事にした。
今回は、その際の手順を記述していく。
前提条件としては、ESXiはSSHもしくはESXiシェルを有効にしている必要がある。
1.アップデートファイルのダウンロード
まずはアップデートファイルのダウンロードから行う。
こちらのページから、ESXi 5.5でパッチを検索し、「update-from-esxi5.5-5.5_update02 」をダウンロードする。
なお、検索先からURLを取得し、ESXi上でwgetコマンドで取得することは出来ないので、手動でダウンロードし、ファイルをデータストア上に設置する必要があるので注意。
(wgetでhttpsからダウンロードを行おうとすると、「wget: not an http or ftp url:」というエラーが表示されダウンロード出来ない。)
インターネットに接続されているESXi上からアップデートを実行する場合は、以下のコマンドを実行する。
# esxcli software profile update -d https://hostupdate.vmware.com/software/VUM/PRODUCTION/main/vmw-depot-index.xml -p ESXi-5.5.0-20140902001-standard
※上記コマンドで対応した場合、これ以降の手順は不要となるので注意!
アップデートファイルをダウンロード後、適当なデータストアにアップする。
2.アップデートファイルの内容を確認する
以下のコマンドを実行し、先ほどアップしたアップデートファイルの内容を確認する。
# cd /vmfs/volumes/アップしたデータストア
# esxcli software sources profile list --depot=$PWD/update-from-esxi5.5-5.5_update02.zip
Name Vendor Acceptance Level
-------------------------------- ------------ ----------------
ESXi-5.5.0-20140901001s-standard VMware, Inc. PartnerSupported
ESXi-5.5.0-20140902001-standard VMware, Inc. PartnerSupported
ESXi-5.5.0-20140901001s-no-tools VMware, Inc. PartnerSupported
ESXi-5.5.0-20140902001-no-tools VMware, Inc. PartnerSupported
インストールされるアップデートの内容が確認出来た。
3.アップデートの実行
以下のコマンドを実行し、アップデートを適用する。
# esxcli software profile update --depot=$PWD/update-from-esxi5.5-5.5_update02.zip --profile=ESXi-5.5.0-20140902001-standard
後は、ESXiの再起動を行うだけだ。