CentOS7でシリアルコンソール接続を有効にする

先日、ESXiの仮想マシンに対しネットワーク経由でシリアルコンソール接続を行えるようにしたので、今回はそのゲストOSとして、CentOS 7をシリアルコンソール接続出来るようにする設定を記述する。
ESXi上の仮想マシンでリモートシリアルコンソールを有効にする方法については、こちらを参照してもらいたい。

1.CentOS7のインストール

まずはCentOS 7のインストール。インストールはMinimalインストールで行う。
インストール方法については、こちらを参考にしてもらいたい。

2.Grub2の設定を変更する

CentOS7では、ブートローダーがGrubからGrub2に変更されている。
まずは、以下のコマンドでGrubの設定ファイルの元となる「/etc/default/grub」を編集する。

# sed -i '/GRUB_CMDLINE_LINUX=/s/"$/ console=tty0 console=ttyS0,115200n8r"/' /etc/default/grub

rhgb(起動時にグラフィカルなブートをさせる)およびquiet(詳細な起動メッセージを除外させる)を削除する場合は、以下のコマンドを実行する。

# sed -i -e '/GRUB_CMDLINE_LINUX=/s/"$/ console=tty0 console=ttyS0,115200n8r"/' -e '/GRUB_CMDLINE_LINUX=/s/rhgb quiet //g' /etc/default/grub

「/etc/default/grub」編集後、以下のコマンドでgrubの定義を生成する。

# grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg

3.OS再起動・シリアルコンソール接続

CentOS7の再起動後、シリアル接続出来る事を確認する。

無事、接続できることを確認した。