時折、ちょっとした好奇心でサーバ上の他のユーザーがどんな操作をしているのか、見てみたいと思うときもあるだろう。
そんなときは、perlスクリプト『ttylog』を用いると良いだろう。
それでは、実際にインストールし使ってみる事にしよう。検証には、CentOS 7を用いる。
1.インストール
まずは、ttylogを利用する前提となるPerl 5などのパッケージをインストールする。
yum install perl perl-Time-HiRes perl-ExtUtils-MakeMaker strace
インストール完了後、git cloneでttylogのファイルを取得、makeする。
git clone https://github.com/gitpan/ttylog
cd ttylog
perl Makefile.PL
make
make test
make install
これで、無事インストールが完了した。
2.実際に使ってみる
さて、それでは実際に使ってみる事にしよう。
事前に、監視するターミナルのttyを確認する必要があるので注意。
ttylog 監視するターミナル
実際に実行した結果がこちら。
←側が監視する側のターミナル。
→側が監視される側のターミナルとなる。
3.逆に、自分の操作内容を他のターミナルに見せるには?
さて、ttylogのように「他人の操作内容を自分のコンソール上に表示させる」とは逆に、「自分の操作内容を他人のコンソール上に表示させる」にはどうすればよいのか?
こちらは追加のパッケージは不要で、scriptコマンドを用いて以下のようにすれば良い。
script -fq 監視させるターミナル
こちらは、遠隔地にいる人への教育に使えるかも知れない…
(後からログ見せろよ、とかそういうことは言っちゃダメ)