diffコマンドといえば、2つのファイルの差異を確認・比較するコマンドとして多くの人が使った事があるだろう。大体はどのディストリビューションでもバンドルされているし、当然Macにも用意されている。
そのdiffコマンドと同じく、多くのディストリビューションに導入済みなのが『diff3』コマンド。使い方は名前そのまんまで、3つのファイルを比較する。

コマンドの実行時は、以下のように、比較する3つのファイルを引数に与える。

diff3 ファイル1 ファイル2 ファイル3

実際に実行した結果がこちら。

test@test-vm-ubuntu:~$ cat test
11111
22222
33333
44444
55555

test@test-vm-ubuntu:~$ cat test1
11111
22222
aaaaa
44444
55555

test@test-vm-ubuntu:~$ cat test2
11111
22222
33333
55555
11111

test@test-vm-ubuntu:~$ diff3 test test1 test2
====
1:3,4c
  33333
  44444
2:3,4c
  aaaaa
  44444
3:3c
  33333
====3
1:5a
2:5a
3:5c
  11111
test@test-vm-ubuntu:~$

さすがに3つ以上のファイルには対応していないが、4つも5つも同時に比較する事は無いだろうから、大体はこのコマンドで事足りるのではないだろうか。