以前、Linuxのコンソール上でローカルの動画ファイルをASCII ARTに変換して視聴したり、Youtubeの動画を変換して視聴する方法についてを紹介したが、今回はそれらをtelnet経由でクライアントに配信する方法についてを紹介する。
telnetでアスキーアート変換した動画を配信する場合、cacaserverというコマンドを利用する。
cacaserverは、caca-utilsをインストールしていれば利用出来る。インストールはDebian/Ubuntuであればapt-getで行えるので、それでインストールすると良いだろう。
cacaserverを利用するには、以下のようにコマンドを実行する。
CACA_DRIVER=raw 動画を再生するコマンド | cacaserver
以下は、cacafire(ただ火が燃えているっぽいAA動画を再生するだけのコマンド)を再生した際の状態。
確かに、telnetで接続するとASCI Artの動画が再生される事が確認出来る。
次に、実際にローカルにある動画ファイルをtelnet経由で再生させる。
サーバ側で以下のようにコマンドを実行する。(場合によっては、スクリプト化してバックグラウンドで動作させる)
CACA_DRIVER=raw mplayer -loop 0 -vo caca 動画ファイルのPATH | cacaserver
確かに、telnetで動画の配信をさせることが出来た。
なお、複数の端末から接続すると、全く同じ位置から動画を閲覧出来る。イメージとしてはテレビのチャンネルを合わせる感じだ。
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