この度、ラックを買ったので自宅環境を一新するにあたり、仮想基盤を全てProxmoxで統一(一部テスト用にESXi)したのだけど、その際に仮想マシンにUSBパススルー設定をする必要があったのでその備忘。
WebUIから設定が行えないので、基本的にCUIで設定を行う必要がある。

まず、ProxmoxVEホストにssh接続し、lsusbでパススルーしたいUSBのBUSを確認する。

lsusb
root@BS-PHY-PROX-01:~# lsusb
Bus 002 Device 002: ID 0bda:817f Realtek Semiconductor Corp. RTL8188RU 802.11n WLAN Adapter
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 008 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 007 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 006 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 005 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 004 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 003 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub

今回の場合、一行目のデバイスをパススルーするのだが、その際に重要なのが赤字で記載している値。
この値を仮想マシンファイルに記述する必要がある。

仮想マシンファイルは、基本的には「/etc/pve/nodes/ホスト名/qemu-server/仮想マシンID.conf」として設置されている(別にディレクトリをマウントしてそこに仮想マシンを作成している場合はこの限りではない)ので、このファイルに以下の内容を追記する。

usb0: host=0bda:817f

これで仮想マシンへのUSBパススルーは完了。
簡単な設定ではあるけど、できればWebUIから実施できるようになってほしいところではある。