wcコマンドで覚えておきたい使い方3個

wcコマンドといえば、Linux/UNIXで使える行数やバイト数を数えるのに使えるコマンドだ。
今回は、このwcコマンドで覚えておきたい使い方についてをまとめてみる。

1.基本の使い方

基本的には、以下のように用いる事でファイルの改行数、単語数、バイト数を表示する。


        
bash

        

            
        

     
wc ファイルPATH

        
shell

        

            
        

     
[root@test-node work]# wc /tmp/test
  50  120 1270 /tmp/test

表示させる内容については、以下のオプションで指定した数字だけを出力させることができる。

  • -c … バイト数
  • -m … 文字数
  • -l … 改行の数
  • -w … 単語数

2.最も長い行の長さを表示する

読み込まれたファイルの、最も長い行の文字数を表示するには、「-L」オプションを付与する。


        
bash

        

            
        

     
wc -L ファイルPATH

        
shell

        

            
        

     
[root@test-node work]# wc -L /tmp/test
101 /tmp/test

3.ファイル名を非表示にする

wcコマンドで対象のファイルを指定した場合、ファイル名も同時に出力されてしまう。
これは、複数を同時に指定した場合も同様である。


        
shell

        

            
        

     
[root@test-node work]# wc /tmp/*
     50     120    1270 /tmp/example.org
     50     120    1270 /tmp/test
    100     240    2540 合計

もしファイル名を取得したくない場合は、リダイレクトで読み込ませる事でその値のみを取得することが出来る。


        
bash

        

            
        

     
wc < ファイルPATH

        
shell

        

            
        

     
[root@test-node work]# wc -c /tmp/test
1270 /tmp/test
[root@test-node work]# wc -c