Linux/Macのターミナルで使えるパスワードマネージャ「pass」

Linux/Macのターミナルで利用できるパスワードマネージャということで、インストールが簡単に行える「pass」というものを見かけたので紹介。
管理するパスワードをフォルダのように階層で管理できるので、CUIながらパスワード管理しやすそうだ。一応、gitでの管理も行えるようだ。

1.インストール

インストールは簡単で、以下のコマンドで行える。

sudo yum install pass # CentOSなどRHEL系
sudo apt-get install pass # Debian/Ubuntu系

Macの場合は以下のコマンドでインストールする。

brew install pass
echo "source /usr/local/etc/bash_completion.d/password-store" >> ~/.bashrc

2.使ってみる

さて、それでは実際にパスワードを登録してみよう。
まず、以下のコマンドでpassで管理するパスワードを暗号化するためのGPGキー名を入力する。
ここでは、GPGキーは前に紹介したgpgpwdで作成したものを指定する

pass init 暗号化キー名

2-1.パスワードの登録

次に、パスワードの登録を行う。
以下のコマンドで登録ができる。

pass insert 階層名/パスワード名

パスワードを変更する場合は、再度同じコマンドを実行することで上書きできる。

2-2.パスワードの確認

登録したパスワードは、以下のコマンドで確認できる。

pass 階層名/パスワード

なお、以下のコマンドでクリップボードに渡すこともできる。

pass -c 階層名/パスワード

と、こんな感じなのだが、CUIに慣れてる人なら結構便利かもしれない。