Linuxのコマンドラインでパスワード管理ができるCUIのパスワードマネージャ「mdp」

CUIでパスワード管理ができるツールをいくつか見つけたので何個か紹介していたが、今回は「mdp」というパスワードマネージャを紹介する。

1.インストール

まずは、前提となるパッケージのインストールから。
以下のコマンドを実行する。

yum install ncurses-devel ncurses gnupg git gcc # CentOSなどRHEL系の場合
apt-get install libncursesw5-dev libncursesw5 gnupg git gcc # Debian/Ubuntu系の場合

次に、mdpのインストールを行う。

git clone https://github.com/tamentis/mdp/
cd mdp
./configure
make
sudo make install

これでインストールが完了した。

2.使ってみる

mdpのインストール完了後、まず以下のコマンドで初期設定を行う。
なお、GPGのカギについては、以前に似たツールとして「gpgpwd」というものを紹介したのだが、そちらにて作成したものを使いまわしている。

mkdir ~/.mdp
chmod 600 ~/.mdp/
cat <<EOF > ~/.mdp/config
set gpg_key_id "GPG鍵"
set editor "/usr/bin/vim"
EOF
source ~/.mdp/config

次に、mdpコマンドで鍵の登録を行う。

mdp add キーワード

追加すると、4つほどの候補としてランダムなパスワードを提示してくるので、使うか変更するかエディタで編集する。

追加後は以下のコマンドでパスワードを確認できる。

mdp get キーワード

うーん、ちょっと使いづらい気もするけど…
これではただの暗号化したテキストファイルをいじってるだけなのでは…