Proxmox VE 4.1でDRBD9を用いた状態でHA化設定を行う

前回、Proxmox VE 4.1でDRBD9の設定を行い、ライブマイグレーションが行えるようにしたので、今回はHA化の設定を行う。
この設定を行う事で、物理ノードに何かが合った場合、VMが自動的に別ノードにマイグレーションされて再起動されるようになる。
ただし、注意したいのがノードが最小で3台以上であること。
2台構成では動作しないので注意だ。

まず、WEBコンソールから[データセンター] > [HA] > [グループ]を開き、[作成]からHAグループを作成する(ここでは、グループIDを「test」としている)。


Proxmox VE 4.1でストレージ機器を用いずにクラスタ間でライブマイグレーションを行う(DRBD9)

Proxmoxのクラスタ間でのライブマイグレーションを行う場合、通常であればiSCSIやSANで仮想HDDなどをおいておくストレージが必要なのだけど、それなしでもvSANやNutanix CEを利用するようにしてライブマイグレーションを出来ないか調べてみた。
一応、ProxmoxのノードでCeph(RBD)を利用することが出来るのだけど、そうなると最低でも3台構成以上じゃないとあまり旨味が無いので、なんかいい方法が無いかと調べていたところ、各クラスタノードで共通のディレクトリ(ディスク)をDRBDで同期させて、そこに仮想マシンのファイルを配置することで対応出来そうだったので、やってみることに...