サーバ上で作業する際、良くやるのが作業当日の日付でフォルダ(例:20141201など)を作成し、そこにバックアップした設定ファイルや作業に使うファイルを設置すること。
ただ、"作業当日の日付"となると事前に用意してある手順書では直接記述出来ないため、毎回その部分はコマンドのコピー&ペーストでは無く、手動で入力となってしまう。
これはちょっと面倒なので、コマンドをコピー&ペーストで一発で当日の作業用フォルダを作成するコマンドについて記述する。
といっても、dateコマンドを「`(バッククォーテーション)」で囲んで、整形して出力させるだけなんだけどね。。。
1.作業用フォルダの作成
作業用フォルダを作成する場合は、以下のようにコマンドを実行すればいい。
mkdir `date '+%Y%m%d'`
フォルダ名の前や後に別の文字列を付ける場合は、以下のよう別の文字列と「`(バッククォーテーション)」で囲ったdateコマンドをくっつける。
mkdir 別の文字列`date '+%Y%m%d'`
フルパスでフォルダを作成する場合は、以下のようにする。
mkdir /作業フォルダを作成したいフォルダ/`date '+%Y%m%d'`
これで作業用フォルダをコピペで作成することが出来る。
2.作業用フォルダの指定
当たり前だが、作業用フォルダはただ作成するだけでは終わらない。その後、ファイルのコピーや出力先として利用されるからだ。
この時の指定方法も、一応記述する。
何のことは無い、作成時と同じように指定フォルダ名の所にdateコマンドを入れるだけだ。
例:ファイルのコピー先として利用する
cp /var/log/messages /work/test/`date '+%Y%m%d'`
例:フォルダの中を確認する
ls -la /work/test/`date '+%Y%m%d'`