あまり知っている人は多くないのかも知れないが、Windows Serverのリモートデスクトップにはシャドウセッションという機能がある。
ディスプレイとリモートデスクトップで同じ画面を操作する機能で、イメージとしてはVNCサーバとクライアントを用いた際のような感じだ。
で、この機能、基本的にサーバOSにしか搭載していないものなのだが、Concurrent RDP Patcherを用いる事でWindows 7でも利用可能になる。
…といっても、利用するコマンドの関係でWindows 7 Professional以上のエディションである必要があるが。
まず、Concurrent RDP Patcherで「Enable multiple logons per user」を選択し、patchを当てる。
次に、コマンドプロンプトを管理者権限で実行し、以下のコマンドを実行する。
C:\Windows\system32>reg add "HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\Terminal Services" /v shadow /t REG_DWORD /d 2 /f
後は、リモートデスクトップに接続後、以下のコマンドを実行すればシャドウコンソール接続が完了だ。
C:\User\user>shadow console