Vyatta/VyOSで無線LANのアクセスポイントを構築する際、優先LANとブリッジさせたいと考えたので、その手順と注意点について記述する。
今回は、以下のような手順で対応する。
- ブリッジの作成
- 有線LANアダプタ(eth0)のブリッジへの参加
- 無線LANアダプタ(wlan0)のブリッジへの参加
1.ブリッジの作成
まずは、ブリッジの作成から行う。
以下のコマンドを実行する。
configure
set interfaces bridge br0
set interfaces bridge bro description HomeBridge
commit
save
これで、まずはブリッジが作成できた。
2.有線LANアダプタ(eth0)のブリッジへの参加
次に、有線LANアダプタであるeth0をブリッジへ参加させる。
set interfaces ethernet eth0 bridge-group bridge br0
set interfaces ethernet eth0 description HomeBridge
commit
save
3.無線LANアダプタ(wlan0)のブリッジへの参加
最後に、無線LANアダプタであるwlan0をブリッジに参加させる。
ブリッジへの組み込み前にチャンネルやSSIDの設定をしておかないと、commit時に「can't add wlan0 to bridge br0: operation not supported」というエラーが出力されてしまう。
set interfaces wireless wlan0 bridge-group bridge br0
set interfaces wireless wlan0 description HomeBridge
commit
save
これでbridgeの作成、設定が完了した。
念のため、設定後は再起動を行う事を推奨する。
なお、ethXやwlanXにIPアドレスを設定していた場合、「Error: Can not add interface ethX with addresses to bridge」というエラーが出てしまうので、ブリッジに組み込む前に削除しておくこと。