WebページからCentOSの各種設定を行う『CentOS Web Panel(CWP)』

Webページからサーバの設定を行うソフトといえばWebminが有名だが、今回紹介する『CentOS Web Panel』はCentOS用に開発されたWebページからサーバを管理するソフトウェアだ。
基本的にコンソールからコマンドで設定した方が早いのだが、タブレットなどからも設定変更が出来るため、重宝しそうだ。

なお、CentOS 7についてはサポートしていないとのことなので、今回はCentOS 6に実際にインストールしてみることにする。

1.インストール

まずは、以下のコマンドを実行しwgetをインストールする。

yum update -y
yum install -y wget

次に、CWPのインストールスクリプトをダウンロードし、実行する。(実行完了まではかなり時間がかかる)
なお、インストーラーはyumを実行するため、インターネット接続もしくはネットワーク内にyumレポジトリサーバが存在している必要がある。

wget http://centos-webpanel.com/cwp-latest
sh ./cwp-latest

インストーラーの実行完了後、再起動を要求されるので言われるがままに再起動を実行する。

2.CWPへ接続

さて、再起動完了に実際にアクセスしてみよう。
ブラウザから「http://サーバのIPアドレス:2030」もしくは「https://サーバのIPアドレス:2031」にアクセスする。
ログインユーザは「root」、パスワードはOSのものと同じものを入力しログインする。

ログイン後の画面がこちら。
TOPページにはダッシュボードがあり、サーバの各種情報を閲覧することが可能となっている。

CentOSでしか利用出来ない、という制限はあるのだが、少なくとも画面はWebminよりも見やすい。
管理も簡単なので、これはなかなか良さそうだ。