LAN内で利用されているIPアドレスを常時監視して一覧を出力し続ける『netdiscover』コマンド

以前、LAN内のIPアドレスを高速に取得するコマンド『arp-scan』を紹介したが、今回紹介する『netdiscover』はその一覧の出力を常時行ってくれる。
新しいIPアドレス(MACアドレス)がLAN内に追加されると、一覧に追記されるという、ちょっと便利なコマンドだ。ペネトレーションテストで使われているOS『BackTrack』などにも入っている。

今回は、Ubuntu 14.04 LTSにこの『netdiscover』コマンドをインストールし、実際に使ってみる事にする。

1.インストール

まずはインストールから。以下のコマンドを実行する。

Debian/Ubuntuの場合

apt-get install netdiscover

これで、インストールが完了した。

2.コマンド実行

さて、それでは実際にコマンドを利用してみよう。
以下のように実行する。

netdiscover -r ネットワークアドレス/サブネット

例えば、「192.168.1.0/24」に対しスキャンをする場合は、以下のように実行する。

netdiscover -r 192.168.1.0/24

実際に実行した画面がこちら。

さて、上の画面になったら、このLANに所属しているマシンの電源を入れてみる。
すると…

新しくネットワークに接続されたMACアドレス、IPアドレスを認識し、一覧に追記された。
DHCPで新規にマシンを追加するなど、IPアドレスがわからない(予測出来ない)場合に重宝しそうだ。