Proxmox VE 4.1では、KVMベースではあるが、残念ながらWebコンソールから他の仮想プラットフォームからのイメージをインポートする方法が無い(KVMのディスクイメージ含む)。
そのため、ターミナルからの操作が必要となってくる。

今回は、KVMのディスクイメージ(.img)ファイルをインポートして、Proxmox上で利用する方法について記述する。

1.仮想マシンの作成

まず、こちらを参考にKVMのディスクイメージを利用する仮想マシンを作成する。
作成時、ディスクイメージタイプはraw、ディスクイメージは出来れば後ほどアップロードするimgファイルと同じ容量で作成を進める。
※ディスクイメージタイプ・容量が違う場合、仮想マシンの設定ファイル(/etc/pve/nodes/仮想ホスト名/qemu-server/仮想マシンID.conf)を直接いじって、ディスク容量をいじってやらないといけない。

2.ディスクイメージのアップロード

ディスクイメージ(.imgファイル)をscp経由などでアップロードし、対象の仮想マシンのイメージ格納ディレクトリ(デフォルトでは「/var/lib/vz/images/仮想マシンID/」)に移動、既存のディスクイメージ(vm-仮想マシンID-disk-1.raw)と置き換える。

3.仮想マシンの起動

ディスクイメージの置き換えが終わったら、後はWebコンソール上から仮想マシンを起動するだけだ。