前にssh越しにsudo経由でtarを用いるという事をやっていたのだが、今回はrsync。 で、rsyncもそうみたいなのだが、ssh越しで擬似端末(tty)を使っての通信できないらしい。 こうなると、sshで「-tt」オプションを付けて擬似端末を有効にしての対応は難しいので、CentOSなどのデフォルト(AWSとかAzure上のイメージでは手が入ってるので対象外)だとsudo実行時には擬似端末を要求する指定(Defaults requiretty)を解除する必要があるようだ。 ユーザごとに設定もできるのだが、面倒であれば以下のようなコマンドを実行してrequirettyを無効化してしまお...
rsyncで、ssh経由でのsyncを行う際に特定の鍵ファイルを指定したいことがある。 そんなときは、以下のようにrsyncコマンドを実行することで鍵ファイルやポート番号を指定できる。

Linuxで普通にcpコマンドを利用していると、そのコピーの進捗状況がわからない事が多い。
コピーの進捗状況を調べるには、どうすればよいのだろうか?
1.cp実行時に「-v」オプションを用いる
正確な進捗状況(各ファイルごとに何%までコピーが完了したか)はわからないが、「どのファイルまではコピーが完了したか」を把握するのであれば、cpコマンドで「-v」オプションを利用することで、今どのファイルをコピーしているのかが把握出来る。
2.cvコマンドを利用する
以前こちらで紹介したcvコマンドを利用することで、マシン上で実行されているcp,mvの進捗状況を確認することが出来...
rsyncといえば、ファイルやディレクトリの同期を行えるコマンドとして良く利用されている。
よく利用されるのが、sshと組み合わせてネットワーク越しに差分バックアップを取得する、といったもの。じゃあ、他にネットワーク越しでのバックアップ方法が無いのかというと、そんな事は無い。
実は、rsyncはサーバ側でデーモンとしてrsyncdとして起動させることで、sshを用いずにネットワーク経由でのバックアップを行える。
なお、事前にFirewalledおよびSELinuxを適切に設定(無効にしてもよい)しておくこと。
1.rsyncのインストール
まずは、以下のコマンドでrsyncをイ...

Linuxで差分バックアップを行うコマンドといえば、rsyncコマンドだ。 バックアップ元ディレクトリとバックアップ先ディレクトリに差分があればそれを考慮してバックアップを取得するため、利用している人も多いだろう。
今回は、そんなrsyncコマンドで覚えておきたい使い方についてを紹介する。
1.基本的な使い方
rsyncコマンドは、基本的に以下のようにコマンドを実行しバックアップを行う。
rsync [オプション] バックアップ元ディレクトリ バックアップ先ディレクトリ
オプションを指定する場合はディレクトリの指定前に行う。
2.権限、所有者等を 引き継いでバックアップ
...
ファイルサーバを利用している環境は多いと思うが、よくあるトラブルがファイルを間違えて上書きや削除してしまい、過去のファイルに戻したい、というもの。
それも、数日や場合によっては数ヶ月前のファイルに戻したいという時もあるだろう。rysncとSamba4、そしてクライアントとしてWindowsのシャドウコピー機能を用いれば、これは実現可能となる。
ディスク容量に余裕が無い状態であればおすすめ出来ないが、もしディスクの容量がものすごく余っている状態なのであれば、ファイルサーバのバックアップも兼ねたバージョン管理ファイルサーバを構築すると良いだろう。
今回は同一ディスク上にファイルサーバでの共...

時には、ssh越しにディレクトリの中にあるファイルに差異が無いかを確認したいときもある。
今回は、そんな時に使える確認方法について記述する。
1.diffコマンドで確認する
公開鍵認証でのログイン設定が行われている(もしくは、sshpassコマンドが導入されている)ようならば、diffコマンドで差異を確認することができる。
以下のようにコマンドを実行することで、ローカル、リモートどちらかで足りないファイルを確認する。
diff <(ssh ユーザ名@ホスト名 'find /確認するPATH -type f | sort') <(find /確認するPATH -type f...
Linux(UNIX)には、差分同期を自動的に行ってくれるコマンド『rsync』というものがあるのだが、これと同様の使い方が出来るWindowsのコマンドプロンプト用のコマンド『Robocopy』というものがあったので紹介する。
robocopy <コピー元フォルダ> <コピー先フォルダ>[<対象となるファイル> [...][<オプション>]
rsyncと同じく、ミラーリングや差分コピーも可能で、Deleteオプション(コピー元に存在しないファイルを削除する)相当のオプションも存在する。
また、samba経由でのバックアップも可能であり、rsyncには存在しないログ出力オプシ...